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チューニング


春分を迎え、すっかり暖かくなりましたね。コロナ騒動もやっとひと段落でしょうか…そうしましょう笑。桜も再び花開く季節、まるで世界が新しいフェーズにいよいよ突入して行きそうな予感がしませんか?



前回のブログでも触れたテーマに関連して私の中で繋がる言葉があります。

『チューニング』

これは音だけの話ではなく、結局この世の中は様々な要素で成り立っているので、それら一つ一つが尊重されそのままが生かされ統合されるという意味では、これもまたチューニングという感覚がぴったりだと私は思っています。


身体についても、皆さんそれぞれの思いから「○○を細くしたい」「体力をつけたい」「筋力をつけたい」「柔軟になりたい」など、明確に願望を持ってバランスワークにも参加して下さってます。そしてこれ結構自覚されてるんですが、目標を達成した暁には一旦満足してしまってまた振り出しに戻る…を繰り返すことも、悲しいかな、多いですね。

これは'身体を整えるため'というよりはあくまでも'目標を達成すること'が目的になっているからそうなってしまう可能性が大ですかね。


一人一人授かったこの身体は、'全体でひとつ'の完璧なバランスを持って生まれてきていると言われます。なので、ひとつのパーツだけを一生懸命治しても全体と連動して機能しないと再びトラブルの元になってしまいます。


例えば股関節。

柔らかくなったらいいなと皆さん言われますが、上半身と下半身の接続部分ですから、その骨盤を支えるのは脚、おしり、お腹、背中の筋肉群です。

広範囲にまずはほぐしたら確かに股関節の可動域は広がります。でもそこから腹圧や張力を利用して自分で体幹を引き上げる力もつけていかないと、人間重たい頭が一番上に乗っかってますので、柔らかくなっただけでは確実に股関節に負担が生じて痛みが発生したりするんですね。


きっかけはもちろん個人の思いから。ここは大切です。がしかし、スタートしたら次はどうして私そうなりたかったのかしら?的な笑、そもそも?な疑問が湧き起こるとそれは神さまからの啓示ですよ。この'そもそも'こそが人間の覚醒を促します笑。そもそもって思うのは人は冷静になっちゃってる時なんで。


身体を整えているとその過ごした時間の中でいろいろな気づきを得たり、新しい発想が生まれたりして、当初の目的とは違う自分にはこれが必要だったんだと気付かされることが沢山あります。それを積み重ねていくとその人がたどり着くべき体型に自ずとチューニングされていくのが超理想なんじゃないかと思います。

無理のない姿勢、生き方は誰から見てもかっこいいですもんね。


究極、'身体を整える'と考えると自分対身体の二項の関係性は永遠に変わりません。

'身体が自ずと整っていくように自分をコントロールし続ける'とすると、自分と身体はいつも一体で、お互いを尊重しながらありのままで完全でいられる。理想ですわ←心の叫び


バランスとは常に揺れている状態なので、完璧なバランスって変な表現になるのですが、それがあの陰陽のマークが象徴するイメージでしょうか。

先日聞いたお話の中で、中庸とは黒と白が混ざってグレーになること、なんだそうです。これが必要なシチュエーションも実際ありますね。

でも中今とは黒は黒のまま、白は白のまま、絶妙にバランスを保ちながらそこに存在しているんだそうです。

良いも悪いもない。もしくは良いも悪いもある。要はそこで揺れながらどんな時も平安でいられること。理想です〜←心の叫びAgain



…毎回同じ話してるような気がしてきたな笑。



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